妊娠中のお仕事は、CT専属でした
幸い職場の理解があり、技師長に
「体の負担が少ないモダリティに配属してあげたいんだけど、どこがいい?」
と言っていただきました。
そこでわたしは、CT室専門の配属にしていただきました。
妊娠初期は
撮影業務(患者のポジショニング・造影剤接続・患者移動の介助・装置操作)
をおこなっていましたが、
CTは造影でも最短10分以内で患者を入れ替えるため
立ったり座ったりとちょこまかした動作が多く、
特に車いすやベッドの患者移動は力を入れる必要があり、
他の技師の心遣いをいただいて
途中からはもっぱら撮影した画像の処理・転送と3D画像の作成に専念していました。
MR業務は安全性が不明(良いか悪いかもわかっていないらしい)ので、
妊娠が判明次第、外れたほうが良いと上司に言っていただき、外れました。
被ばくをする一般撮影・病室撮影(レントゲン)、血管撮影、マンモグラフィ、
核医学、当直(夜勤)業務も外していただきました。
お陰様で、産休に入る直前まで仕事を続けることができました。
しかし気を使ってもらった身分でとても贅沢な話ですが、
CT室で3Dを作る日々で、肩凝りを重症化してしまいました。
わたしはもともと肩凝り持ちで、頭痛から嘔吐をするほどです。
ずっと座って画像を作っていると両下肢が浮腫み、腰も痛くなってきます。
妊娠7か月ごろになると、脚の浮腫みがさらに酷くなり、指で押したらしばらく戻ってこない、低反発ウレタン状態になってしまいました。
検診時に助産師さんに相談したところ、弾性ストッキング着用と、
就寝時は下肢をクッションに乗せて高くすると良いと言われました。
それでも浮腫みが辛くて、
夜は寝付けない日々が産休に入るまで毎日続きました。。
寝る前に旦那に脚のマッサージをしてもらう毎日でした。
お礼にわたしも旦那の肩と足の裏をマッサージしました。
全国の妊婦の旦那さま、奥様の脚を見て「パンパンやないか」と言うのではなく、
優しくマッサージをしてあげてくださいね。